今年も通年通り、ブログの更新が出来ない…、
いえ、してこなかった罪悪感と共に、数多くのご依頼者様方のシルエットが脳裏を過っています。
伝えたいことは山ほどあるのですが、望むと望まないに拘わらず、様々な経験の上に出て来る言葉が、
特定の方に対する単なる否定にはならないだろうか…、
公の場に於いて、個人攻撃に繋がらないだろうか…、
単なる個人感情の捌け口になってしまうのではないだろうか…、
そんなことを考えていると、其れだけで酷く疲弊し、
深いため息に沈めてしまいます。
この一年、多くのありがとうに支えられ、懸命に走り続けて参りましたが、
決して美談ばかりではなく、理不尽な扱いに身も心もズタズタに傷付きながら、
初めて訪ねた街を後にしたこともあります。
言いたいことは山ほどあったのに、其れを口にすれば、
目の前の弱者にとどめを刺してしまうことになる…、
その同情が私から言葉を奪った。
考えてみれば、同情から始まった二年の歳月であり、
同情は私自身を酷使しすることに繋がり、
積もっていった消化不良の現実が、
目の前の弱者を般若に変えた。
そんなことが起こってから半年、
飲み込み切れなかった感情は、静かにゆく年の背に乗って流れようとしています。
同情と引き換えに自分に無理を強いれば、
其の時点で不満が生まれます。
同情から始まり、同情が沈黙を選択し終わったけれど、
喉まで出掛かった言葉を飲み込んだことは、
やはり正しかったと思います。
こうして、穏やかで有り難い「ゆく年」を迎えることができたのですから…。
皆様方が幸福な一年を迎えられますように…