霊視鑑定は灯かりの扉から

スピリチュアル霊視 『灯かりの扉』

誰にとっての、何のための霊視鑑定なのか

更新日:

霊視鑑定の限界について考えることがあります。

ご依頼者の性格や現状の複雑さによって霊視自体が困難なことや、
視えてくることの数々を組み立てることが難しかったり、
以前にもブログに書きましたように、
霊視の結果を出すことは、
医者がMRIの画像を見て病の原因を探し当てることに似ていると思います。

其々の因果関係が容易に視えてくることも、
霊視の入り口を変え、何度霊視を繰り返しても、
断片的なパーツとしてしか視えてこないこともあります。

ネットで霊視を始めた頃には、
視えてくること感じることを、
絶対に読み解かなければならいという義務感や、
肉体的疲労からの解放を急ぎ、
宙に浮いた画像を無理矢理はめ込んでしまい、
結果的に視誤るという事態を引き起してしまったこともあります。

そういった経験から、無理やり関係をこじ付けせずに視えるままをご報告し、
関係性についての心当たりをお尋ねするようにしています。

自分が実際に霊視鑑定をするようになって分かったことなのですが、
霊視鑑定の経験者が想像を遥かに超えて多く、
ご依頼者からの質問に戸惑うことも少なくありませんでした。

「メールでの回答をお願いしたいのですが、文字数を教えて下さい」
「電話鑑定の延長料金は、一分につきお幾らですか」
「先生が霊視をされている空白の時間のカウントは入りますか」

他にも同じ類の質問が寄せられましたが、
質問されている内容の解釈はできても、
意味を理解できなくて質問に質問で返した記憶があります。

確かに基本的な容量や時間の設定は、
双方のトラブルを回避するためにも必要に違いありません。

私自身も電話鑑定の時間設定がありますし、
メールでのご報告に関しては鑑定内容と料金を元に、
ご依頼者がお聞きになりたいであろうことを考慮しながら打ち進めていくと、
各ご依頼者に大きな差はなく、大よそのボリュームが決まっていきます。

文字数を決めてお伝えすることの方が困難だと感じますし、
電話での鑑定の場合には、
鑑定日時以前にある程度の霊視を事前にしておき、
霊視中のロス時間を無くすよう配慮していますが、
上記の質問が示している様に、
ご依頼者の過去の経験を知ることで考えさせられることもあります。

そんな中、私自身の霊能力もさることながら、
霊視鑑定自体の信憑性や視え方についての問い合わせを頂いたことがあります。


やはり過去の霊視鑑定の経験に関して納得がいかなかったという内容で、
ご依頼者が聞きたいことに対して、はい/いいえ で答えるのでしょうか?
その根拠となることを言って貰えるのでしょうか?

・・・といった問い合わせでしたが、
メールの文字数やロスタイムにさえ驚きが隠し切れなかった上に、
はい/いいえ でお答えするということに暫し思考が停止したくらいです。

どのようなやり取りがあったのかは具体的に明記されていませんでしたから、
リアルな判断は出来ませんが、
少なくともご依頼者の苦悩に寄り添った霊視鑑定ではなかったことが、
この質問内容から推測され、同じ霊視鑑定士として残念でなりませんでした。

論勿のこと、私が霊視で総てを視通せる訳ではありませんし、
先に申し上げましたように誤った義務感や怠惰によって視誤り、
ご依頼者との信頼関係を築けなかった経験もあります。

しかしながら、霊視鑑定をするにあたって当初から守り続けていることがあります。

それは「霊視は報告のみに有らず」を理念とするということです。

霊視鑑定はご依頼者の既に決まっている人生を探り当てるものではなく、
ご依頼者が望ましい人生の夕暮れ時を迎えるために、
必用なものと不必要なもの、
変えてはならないことと変えなければならないことを、
あくまでも指針として示すものだと思っています。

 

霊視鑑定をしたから、その後の人生が変わるのではありません。

霊視鑑定という指針を人生にどう織り込んでいかれるかによって、
ご自分で人生を変えるのです。

 

本日も最期まで読んで頂き、ありがとうございました。
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