霊視鑑定は灯かりの扉から

スピリチュアル霊視 『灯かりの扉』

霊視 ご依頼者様との繋がり

更新日:

 

どう視えているのですか?
視えるってどんな感じなのですか?

様々な方々から、よくこういったご質問を受けるのですが、
”それ” を、上手く説明するのは、
正直、今でも難しい。

誰もがきっとそうだと思うのですが、
過去の経験を思い出す時、
色々と光景が脳裏を過っていったり、
その時の感情が甦ってきたりするに違いありませんが、
自分が経験していないことなのに、
まるで過去の思い出の様に、
脳裏をかすめていくという表現が最も近いと思います。

光景や場面は連動しているとは限らずに、
むしろしていないこと方が殆どで、
その一瞬がフラッシュしてきたり、
様々な感情が込み上げてきたり、
時には匂いを感じることもあります。

対面鑑定以外では、
お写真を通して霊視をさせて頂きますが、
皆さんが同じ様に見える訳ではなく、
スウッと引き込まれるように入っていくことが出来る人もあれば、
厚い壁(膜)に遮られ、
無線塔の周りを回るように、
壁伝いにグルグルと回っては、
突破口を探し続けることあります。

お申し込みを頂いた際にお伝えしているのですが、
こうしてネット上でサイトを立ち上げた当初は、
私自身の能力を分かって頂く為に、
鑑定内容すらもお聞きしないで霊視をしていました。

それはとても時間を要することでしたし、
私自身の強い疲弊感に繋がりましたが、
実際に体験した方々からの、
沢山のコメントやご紹介を頂くまではと、
写真の向こう側にいらっしゃる方と、
長い間睨めっこを続けたものです。

当時を思い出すと、
お一人を霊視させて頂きながら、
メールの為の活字に起こす作業に、
半日以上を費やしていたかもしれません。

お陰様をもって、その方々の嬉しいご感想やご紹介により、
日々霊視鑑定のお申し込みが増えてき、
時間的にも体力的にも困難になったために、
鑑定の内容と現状に関して、
予めお知らせ頂くようになりました。

それが「霊視の入り口」と呼んでいますが、
前述の霊視を進めていく突破口にっていく訳です。

そうして霊視鑑定をさせて頂き続けて、
もう既に十一年が過ぎてしまいました。

これまで数多くの方々の、
人生の一部に関わらせて頂いてきて、
沢山のご感想も頂戴してきました。

勿論、お礼だけではなく、
「当たってません」のただ一言だけも、忘れられない感想ですし、
ご依頼者の仰っている現状の影すら視えなくて、
苦悩からの解放のお手伝いが出来ないことから、
返金の旨、謝罪のメールを差し上げたこともありました。

どの鑑定も同じことはひとつとしてなく、
霊視を通して人の幸不幸を考えさせられることばかりです。

有り難いことにお礼のメールも数多く頂戴し、
今日も先程読ませて頂きました。

「本当に視えているんだと驚きました…」
から始まったそのメールを読ませて頂きながら、
この十一年という月日の鑑定の中で、
初めて感じたことがありました。

私自身の物理的な理由で、
「霊視の入り口」という、
簡単な現状や鑑定内容をお知らせ頂いていたのですが、
知らせて下さるご依頼者様の、
私を信頼してくださる…、
信頼したいと思ってくださるお気持ちこそが、
何よりの突破口ではなかったのかということです。

霊視鑑定士なのだから視えて当り前で、
お引き受けしたからには、
其処から先は私の問題だと思ってきましたが、
決してそうではなく、
信頼をしたいと思って下さっているお気持ちが、
綴られた文章の中に存在し、
より深い霊視が出来ていたことに、
初めて氣付いたのでした。

こんなに長く携わらせて頂きながら、
何で今まで氣付かなかったのだろうと凹みつつ、
霊視は私自身の成長のステージでもあるのだと、
居住まいを正した次第です。

十一年の長きに渡って継続できたのは、
灯かりの扉」との縁を繋いでくれた多くの方々と、
因果があったからに他成りません。

また自身が開業した店舗とスタッフとの関係性も、
不本意な結果に胸を痛めて来ましたが、
時の流れが過去から未来へ流れているのではなく、
未来から現在を通って過去に流れているとするならば、
霊視鑑定士として人生を全うするが為に、
総ては起こったのだと考えられ、
人の裏切も理不尽にも感謝なのだと思えるようになりました。

天台宗開祖の天台智顗(ちぎ)の唱えた「一念三千」の会得には程遠く、
*「一念三千」に関して、私自身は、苫米地英人氏の解説がとても分かり易いと感じています。
過去に未練を残しながら、
一喜一憂してる自分ではあるけれど、
少しだけ…、
ほんの少しだけ人様のお役に立てることもある、
この還暦の自分を愛したいと思います。

そしてこれからも幾多の因果で繋がれた、
ご依頼者様に向き合わせて頂きながら、
私自身が決めた未来を確かめたいと思うのです。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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