霊視鑑定は灯かりの扉から

スピリチュアル霊視 『灯かりの扉』

ひとまず心落ち着かせて

投稿日:

東京では春一番が吹いたと、
パステルカラーのコートの若い気象予報士の女性が、
気象庁の発表を伝えています。

いよいよ春めいてきたと、
遠洋漁業から半年振りに帰ってくる恋人を待つ思いで、
軽いステップを踏んで浮足立っていたら、
非情に寒いっ!

薄っすらと雲がかかってはいるものの、
ベランダのアイビーを照らす日差しは、
穏やかな暖かさを感じさせるのに、
部屋の中は一か月前とさほど変わっていない。

これだけは新しそうだと思っていたエアコンの前に立っては、
手を上げたり覗き込んだりしながら緩い風を感じ、
何度なの!?
リモコン??
随分と前から温度設定など気にも留めていなく、
この部屋で起こる総てのことは自分の責任下にあることも、
十分に理解しながらも、
誰かの…、何かのせいにしたいのです。

っもう!! …とリモコンを掌で数回叩いてみる。

昭和生まれの性なのだろうか、
上手く作動しないものを限りなく損傷を与えない程度で、
パンパンしてみたりする習性があります。

当然、状態は何も変化せず、
こんなことにすら、
思い通りにはいかない、
人生を大袈裟に感じてしまう昨今です。

60年も生きて来たのだから、
この気候には気を付けろ!
期待しちゃダメだ!
筋肉が緩みかけた頃に、
寒さがぶり返すはずなのだと、
むしろ身構えていたら、
ここまでの苛立ちを覚えなくて済んだだろうに。

学習はまったく生かされず、
季節のいたずらに右往左往してしまう自分を、
通りすがりの鏡越しに眺めて、
「容姿は歳相応なのに…」と、
更なる落胆の追い討ちです。

レッグウォーマーを履いて、
ブランケットに身を包み、
渋々霊視に集中しようとして、
ふと窓の外をみると、
なんと雪です。

西からの風に追いかけられる様に、
雪が上へ下へと舞い上がっています。

これじゃ、しょうがない。

新しそうに見えるだけのエアコンも、
私の幼稚さも、
全部ひっくるめて妙に納得して、
心の穏やかさを取り戻します。

精神の安定のためには、
ことの真実や信憑性は問題ではなく、
「そうかもしれない」
「そうなのだろう」
そのくらいの着地地点があれば良いのです。

この寒さは、
見た目は新しいエアコンのせいじゃなく、
ましてや単純で学習能力が足りない、
私のせいでもなく、
そう雪のせいなのです。

雪のせいにすると、
じゃ仕方がないよねってことになり、
ネガティブ要因は、
一瞬にして吹き飛んでしまいます。

精神の安定へリセットする為に、
突発的な嬉しいことでも起これば、
それを切っ掛けにすることが出来ますが、
ほぼほゞ起こらない。(笑)

そんな時、
関係性なんて全く無視して、
天気のせいでもいいし、
朝のTV番組での誕生日月占いで、
「ガッカリス」だったからとか、
出掛ける時に左足から玄関を出たからとか、

特定の誰かを設定しない、
「しょうがないか…」を自ら作り出すことで、

洋服の埃をポンポンと叩き落とすような、
リセットの作用が働くと思います。

またまた一か月ぶりの更新でした。

自責の念に襲われ、
心が折れそうそうなので、
眼鏡が合わなくなってきているせいにしようと思います。

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