霊視鑑定は灯かりの扉から

スピリチュアル霊視 『灯かりの扉』

あの人だけが「あの人」ではありません

更新日:

恋の破局や離婚をしたことで、その先の人生に大いに希望をもつどころか、
新しい第一歩すら出せずにうずくまったままの方が、
年齢性別を問わず数多くいらっしゃいます。

霊視鑑定の依頼にも、決断は正しかったのかと取り返しのつかない事態に、
悲痛の叫びや挫折感を訴えられることが後を絶ちません。

相手の方に対しての未練に苦しまれている方もいらっしゃいますが、
掘り下げていくと執着の原因は、
想像を超えて襲い掛かってくる「孤独感」「喪失感」に、
押し潰されそうなっておられることが多いようです。

今の悲しく切ない思い出が、長い人生の養分となるまでには、
時間という薬が必要です。

悲しみに浸ることも悪くないとお考えの方は ”漢方” で、
一気にスッキリとさせたい方は ”外科的手術!?” と、
手段や方法は幾つもありますが、
何を選ぼうとも絶対に必要なことは、
幸せになりたいと願う気持ちと、
それを追い求め続ける貪欲さです。

「あなたは、幸せになりたくないの?」

膝を抱えてうずくまっているご自分自身に問いかけて下さい。

「だって、もうあの人はいない…」
「これからどうしていけば良いのか分からない…」

問いかけた瞬間に、記憶に残る様々な過去の瞬間が、
コマ送りに胸を苦しめるかもしれませんが、
離れた気持ちを引き戻すことは、
新しい出会いを引き寄せるよりはるかに難しく、

消化不良の感情によって復縁することも時にありますが、
はやり同じ原因によって早々の別離に至るということが殆どなのです。

ただ、復縁後の別離には、窮めて状況を受け入れられる納得が伴い、
その後の孤独感に再び陥ることは少なく、
「やりきった感」を持つことが真の再出発に繋がるのであれば、
復縁にも重要な意味があります。

「復縁の魔術」「復縁させます」
…、こういった文言を見つけることが多くなりましたが、
あくまでも私の見解では、
優れた催眠術師によって施術されるのでなければ、
第三者の手法でよって人の気持ちを変えることなど、出来ないというのが答えです。

もし、同時に別の方が同じ対象者に魔術を掛けたならば…、
その方はどちらを選ぶのでしょうか?

より強力に入った念が…、という乾いた言動が脳裏を過っていきます。

そもそも、自分という人間の丸ごとを受け入れてくれるのではなく、
魔術なのか催眠なのか、その方ご自身の意思ではない施術で傍にいてくれても、
AIロボットの方がまだ心地好いのではと思います。

「あの人は、もういない…」
この感傷が自律神経に障害を与え、
ご自分を少し離れた場所から傍観する機能を害してしまうのでしょう。

失った恋の前に恋はなかったのでしょうか?
その恋にも「あの人」が必ず存在していたはずなのです。

あの人以上の人には出会えない…、
その落胆は「あの人以上の人」の目には留まらない自覚認識で、
自己評価そのものです。

悲しみや孤独感を払拭するためには、
そのネガティブな感情のエネルギーを、
ご自分の内側からも外見的にも豊かで美しいご自分に変化するには、
余りあるエネルギーなのですから、

「転んでもただは起きない」

こんな風に幸福に貪欲になれる方が、
その手に掴みとれるのです。

一度でも恋愛をすることが出来た方は、
想像以上のPTFDを抱えなければ、
あの人以上も以下もなく、
再び「この人」に出会えるものです。

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