それは、私が自分の中で起きる現象は、妄想などではないと確信した瞬間でした。
霊視能力を確信した瞬間
エピソード 不思議な体験~前世の記憶~平成3年春、私は結婚生活を終わらせようかどうかを日々悩み続けていました。
人々が納得すべく離婚の理由はなく、私が夫を愛してはいないという事実と向き合いながら、社会的な自分と、子供の存在を含めた本質的な自分との折り合いが着かない苦しみでした。
そんな中、遊びにやって来る友人家族との昼食の準備も整った頃、2時間程遅れるとの電話・・・
3歳の息子には軽めの食事を与え、ソファーにもたれて窓から見える空を眺めながら、私の横でうとうとし始めた息子の背をとんとんと叩いていた時のことです。
突然私の脳裏を、まるで昔観た映画のシーンのように、幾つかの光景がフラッシュしながら横切っていったのです。
一人目は細長いバケツをひっくり返したような、金色の帽子を被った僧侶、次は今まさに張り付け獄門にされようとしている囚人、そして最後は赤い襦袢をまとい生きる気力を完全に失くした女郎でした。
この時のことは、また詳しくブログで紹介をすることにしますが、今でも鮮明に覚えています。
はっと我に返ったのは、玄関のチャイムが鳴った時でした。
2時間遅れると言ってきたのに、大丈夫になったんだろうとドアを開けて「早かったじゃない」と私が言うと、友人は怪訝そうな表情で、「もう2時間過ぎてるわよ」と言うのです。
なんと私は2時間もの間、ソファーにもたれ掛り微動だにせずに それを観ていたことになるのです。
体感的には、10分も過ぎてなかったことがです。
後に私は、あの映像は私の前世ではなかったかと思うようになりました。
離婚後、人の心の中が解るように
それから2か月ほどして私は離婚をしましたが、離婚をした後から、度々不思議な現象が私の脳裏で起こるようになりました。
有楽町の阪急デパートのバック売場でマネキンの仕事に就いていた時、お客様の接客にあたっていると、そのお客様が思っていることが、私の脳裏に声となって聞こえてくるのです。
まさか・・・という思いとは裏腹に、その現象はもっと鮮明に、お客様の現在置かれている状況であったり、悩みであったりが、例の映画を観るような感覚で、私の眼球の奥底に映し出されるのでした。
現実と妄想の区別がつかなくなったのだろうかと、不安になることもありましたが、 あまり気にしないように努めていました。
その瞬間、自分の霊感能力に気付いて
その後私は、実家のある福島に帰り、人の紹介でクラブの雇われママになりましたが、商売柄、不特定多数のお客様に接し会話をする中で、例の現象は頻発していきます。
そんな折、店のスタッフの運転でお客様をご自宅までお送りすることになり、深夜の見知らぬ道を走って行った時、500メートル程先にポツンと光る自販機が見えました。
その時、私の脳裏に幼い女の子が映りました。
「あの自販機の所で、小さな女の子が亡くなってないかな」
お酒も入っていたので、躊躇することなくお客様に尋ねると、やはり1週間ほど前に交通事故で小学校に入ったばかりの女の子が亡くなっていました。
お客様のご自宅に入る路地に差し掛かると、今度は右手に立つ家に、目ヤニで目があかなくなっている老婆を感じ、そのことを伝えると、お客様は大変驚かれ、またかなり気味悪そうに、後部座席に乗っていた私を凝視していました。
お客様もよく知っている隣組のお婆さんで、まったく私が言うとおりだったのです。
私が自分の中で起きる現象は、妄想などではないと霊視能力を確信した瞬間でした。
それから15年。
私に備わった霊視能力でインターネットを通じてたくさんの方々に出来る限りのアドバイスをしてきました。会社での人間関係に苦しみ、退職を考えていた方、婚約者が突然亡くなり、生きることにさえ無気力になっていた方、ご自分の病気に気付かず、ただの疲労だと思って放置していた方、子供の非行、夫の浮気、家族関係、結婚問題、等
ほんの少しでも、その方々のお心に灯りをともすお手伝いをさせて頂けてきたことを、私自身が有難く感謝している次第です。
引用:灯かりの扉el http://www.akari-el.com
霊視能力を確信したその瞬間
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