霊視鑑定は灯かりの扉から

スピリチュアル霊視 『灯かりの扉』

心とはうつろい易く、去っては来るの繰り返し

投稿日:

季節の変わり目には、体調の変化を始め、
気持ちに変化が生じることも多く、
短い夏が大切だった恋を連れていってしまうと、
季節に別れを告げる長雨が、
いっそうのこと未練を深くさせるかも知れません。

いつの時にでも恋の終わりはあるけれど、
うろこ雲を見つけるこの時期の失恋が、
格別に辛く感じるのは、
季節が冬に向っていく風の音や木の葉の匂いが、
寂しさと共鳴し合う波動だからなのだろうかと、
毎日届けられる霊視鑑定のご依頼者の方々の切なさを感じています。

間違いなくひとりではなかったときと、
同じ時間を刻んでいるとは到底思えないほど、
毎日が重苦しく長く、
何も記憶に残ることのない日常の中で、
思い出を何度もリバースしては自分を責めているのです。

もっと自分が○○だったのなら…、
もしもあの時私が…、と後悔と未練の狭間を、
往ったり来たりされていらっしゃるのですが、
恋の終わりの訳は、
そんなところにはありません。

もしも恋の終わりに明確な理由があるとするならば、
それは「心変わり」以外のなにものでもありません。

置き去りにされた多くの方が復縁を望まれますが、
変わってしまった人の心も身体も、
食い止めることなど出来ないのです。

驚いたことに復縁の秘術なるものがあることも、
またそこに何十万円も掛けたという方がいることも知りました。

当然去っていった相手が戻ってくることはなく、
電話すらないことを追求すると、
直ぐに効果が表れる人と時間が掛かる人がいるとの回答だったそうです。

大概の方は心動きながらも、
些かの胡散臭さが拭い切れずに、
ギリギリのところで踏み止まるのではないかと思いますが、
それこそが執着心の怖さです。

見えないものの影響を受けながら生きていることを踏まえれば、
氣や波動の調整をすることによって、
精神の安定にアクセスすることは可能だと思いますが、
愛情の向きを強制的に仕向けることとは別問題です。

ひとの心の動きによって始まり、
またそうして終わった…。

それが恋なのです。
だから切ない…。

ユダヤの格言に、
「電車と女は追うな。また直ぐに来る」、
とようなものがあったかと記憶していますが、
忘れようとすることもなく、
ただ悲しいというご自分を受け入れながら、
見送れば良いのだと思います。

「つぎ生まれ変わっても…」
の有名な台詞がありますが、
別れ際ほど人間性が分かる瞬間はありません。

「相応しい人が見つかって、幸せになるのを祈っているよ…」
「僕は駄目だったけれど、きっと相応しい人がいる…」

こんな言葉を投げ掛けられたのならば、
別れが訪れたことを感謝してください。

一見すると思い遣りの言葉のようですが、
心変わりをした負い目であり責任転嫁のナルシストです。

男女の恋愛感情を失い他に好きな人ができたとしても、
心を重ね合わせた一抹の情があるのならば、
別れ際に自分を美しく着飾ったりしないものです。

心変わりをして去ろうとしているような自分に、
未練など残さず新しい出会いを祈るために、
思いっ切り「捨ててくれる」、
そんな愛情があることもあるのです。

誰かを本気で好きになった自分を愛してください。
いわし雲がひつじ雲に変わったことに微笑む時が必ず来るのですから。

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