霊視鑑定をすると、その方の背後にて、
守って下さっている方、守護霊様の姿が視えてきます。
本人が一度も会ったことのない祖祖父だったり、
親戚の方だったりは珍しくはなく、
血筋とは無縁の方であることも様々です。
経験上最も多いのは、祖父母の方です。
ご両親が亡くなられている方でも、
背後で守って下さってる守護霊様が、
そのご両親のどちらかとは限りません。
また、その守護霊はずっとそのままという訳でもありませんし、
その方の状態や状況によっても変化したりします。
長いこと不倫を続けていた女性の背後に、
その方のお爺さんがついていらっしゃいました。
眉間にシワを寄せて、
「馬鹿者が・・・」と行動をたしなめたりもするのですが、
当の本人は、頭では理不尽なことをしていると自覚しながらも、
関係を断ち切れないでいました。
こういう場合、守護霊は色々なアクションを起こします。
例え一時的に彼女が傷ついても、
最終的に彼女が生き方を軌道修正するまで、
根気よくアクションを起こすのです。
長過ぎたその関係に、彼女は終止符を打ちました。
ようやく、自分の思考と心と身体が同じ方向を向いたのです。
すると、彼女の背後に長いこといたお爺さんの姿は視えなくなり、
今度はお婆さんがいるではないですか。
本来の自分の生き方に気がついた彼女に、
お婆さんが自分に備わっていた能力を与えようとしているのです。
応援団長の交代です。
こうして、守護霊とはその時々に代わることがあります。
六年もの長い間、彼女が自覚するのを背後からメッセージを送り続け、
「俺は疲れたから、後は婆さん頼むよ」 ってことでしょうかね。
それから、三年も過ぎた頃でしょうか、
女性は再び妻帯者と密接な関係に陥りました。
人間とはこうも同じことを繰り返し、
学びや気付きに眼を背け、
我欲に走る生きものなのでしょうか。
人の気持に背くのは、
生きてる人間だけではなく、
守護霊様の想いに対しても同じなのではないかと、
あの時に視えた彼女の守護霊様を思い出しました。
先日、不倫遺伝子なるものがあると聞き、
その女性の記憶が脳裏を過っていきました。
その一歩を踏み出す際に、
理性や思考、経験からの学びよりも、
遺伝子の力が勝るとしたら、
私達は何者なのか・・・。
そんなことを思い巡らし、
答のでない不毛な時間を過ごした、
切ない師走です。
本日も最期まで読んで頂きまして、
ありがとうございました。